Z1000LTD【1977~82年式】毎週更新の買取査定相場
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Z1000LTD【1977~82年式】 買取査定に役立つ豆知識
1976年にカワサキを代表する名車・900スーパーフォア(Z1)をベースとし、アメリカンタイプのクルーザーモデルとして投入されたのが、先代にあたるZ900LTD。
Z900LTDは限定2000台という少数ロットであったため完売となり、翌1977年より登場したのが、KZ1000(KZ1000-A1)をベースとしたZ1000LTD(KZ1000-B1)。
当時最高レベルの性能を誇ったZシリーズにチョッパー・スタイルを取り入れ、ハーレーのビッグツインに対抗しようとした意欲作です。
当時のライバル車種は同じく北米市場をターゲットにしたホンダ・GL1000で、水平対向4気筒エンジンでZ1とは違った路線で勝負してきたのに対し、こちらは空冷4気筒と王道的な仕様。
ベースモデルのKZ1000同様、フレームも含めた基本構造自体がZ1やZ1000MK2などともほぼ同じであるため、2000年以降はZ1やMk2ルックのカスタムベース車両として再評価されることに。
1980年までのモデルはKZ1000のエンジンをベースとしたZ1000LTD-B、1981年から1982年にかけてはZ1000JがベースのZ1000LTD-Kの2種類が存在。
仕様地によってはシャフトドライブ仕様やリフレクターなどが小変更となっております。
中古バイク市場では第一世代エンジン搭載のB1~B4型への人気が高く、不動車・不調車であっても高値がつきやすい傾向があります。
弊社では機関好調な固体や、Z1ルック・Z1000MK2ルックのフルカスタム車は純正パーツがなくても高額買取中。
見積もりのご相談だけでもお気軽にどうぞ!
車名/型式/年式 | Z1000LTD(北米仕様車はKZ1000LTD)・1977年~1980年モデル:KZT00B型(B1~B4)/1981~1982年モデル:JKAKZCK16CB型(K1~K2) |
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発売年月 | 1977~1982年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅830×全高1,180mm・重量240kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高813mm・最低地上高155mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC2バルブ・85PS・21.3km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル&キック併用・キャブレター・15リットル |
新車販売価格 | ※海外専用モデル |
ジャンル | プレミアム旧車 絶版車 | 丸Z(空冷4発) | 国産アメリカン クルーザー |
【1977年式 B1】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
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【1977年式 B1】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1977年式 B1】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
カワサキのアメリカンにつけられる「LTD」~Limited=限定とは、1976年、Z1にキャストホイールのフロント19/リア16インチホイールとプルバックハンドル等を装備したKZ900LTDを北米で2000台限定で製造販売したのが始まりです。
77年にはそれをボア×ストローク69.4mm×66mmに拡大して1,015ccとし、同じようにアメリカンスタイルとしたのがZ1000LTDのB1モデルで、主な輸出先は米国です(北米仕様はKZ1000LTD)。
エンジンはKZT00AE型で空冷4ストDOHC並列4気筒、最大出力は86馬力/8,500回転、最大トルクは83.2Nn/6,500回転です。同じエンジンを搭載したモデルには【Z1000-A1】、【Z1-R】があります(最大出力はそれぞれ異なります)。
リアタイヤは130/16インチ、フロントは3.25/19インチです。それにアップハンドルとグラブバーを追加、シートは段差のついたキング&クイーンシート、左右2本出しのマフラーはショートカットのフレアタイプを採用しています。サイレンサー部分は太くありません。
ホイールは900と同様に前後キャスト、リア駆動はチェーンです。ブレーキは前後ディスクで、フロントはダブルとなっています。
一見したところ、スタイリングはZ1000-A1からかなり変わっていますが、サイドカバーとテールカウルは全く同じです。ハンドルに吊り下げられたようなフロントウインカーの位置が斬新です。
A1のグラフィックは、黒いボディカラーをベースに、赤い流れるようなストライプがタンクとテールカウルに左右2本、サイドカバーに1本あります。
空冷Z1シリーズは発売後50年近くを経て、今なお高い人気があります。そのなかでZ1000LTDはあまり目立たない存在とも言え、中古車価格は他のZほど高騰していません。
リアタイヤの太さは安心感にもつながり、いざ走ってみれば他のZに遜色ない性能を発揮します。
ライバルは、ヤマハ【XS1100】、スズキ【GS1000L】、ホンダ【GL1000】などです。
Z1000に乗りたいけど、高価格で手がでないという方に、Z1000LTDは、目立たないながらもちょっと渋い空冷Zとしておすすめできます。
1977年式Z1000LTD-B1モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-B1 / KZT00B1型 / 1977年モデル |
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発売年月 | 1977年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)830 (高さ)1180 (重さ)240 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)813 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・86PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 海外仕様のためデータなし |
【1978年式 B2】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
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【1978年式 B2】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1978年式 B2】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
1978年式、Z1000LTDはマイナーチェンジを受けてB2型となりました。
変更点は、
・タンク、サイドカバー、テールカウルのグラフィック変更
(黒字に細い赤/白または青/黄のストライプ)
・前後フェンダーをわずかにショート化
※輸出先・仕様によって、DOHCヘッドカバーが丸または角など細部の違いがあります。
エンジンには変更なく、KZT00AE型・空冷4ストDOHC並列4気筒です。最大出力は86馬力/8,500回転、最大トルクは83.2Nn/6,500回転です。
もともとこのエンジンは【Z1】(903cc)用に開発されたもので、ボア×ストロークは66mm×66mmのスクエアタイプです。そのボアを69.4mmに拡げて1,015ccとしています。Z1の他には【Z1000-A1】、【Z1-R】、【Z1000MKⅡ】などにも採用された、70年台後半のカワサキを代表するエンジンです。
70年代から80年代にかけて、カワサキのアメリカンは、“最速のオンロードバイクのエンジンを積んだアメリカン”となっており、Z1000LTDもこの法則に当てはまります。
外観で目を引くのは、Z1などよりも小型(容量13リットル)となった細身のガソリンタンクです。それに組み合わされた「キング&クイーン」の段付きシートは足つきもよく、150サイズの太いリアタイヤは見た目にも安定しています。デザイン上の重心は、ボリュームのあるシートからリアタイヤにあります。
当時のカタログを見ると、カワサキはZ1000LTDのアメリカンスタイルを「チョッパースタイル」と表現しています。確かに70年代は大きなプルバックハンドルでのけぞるように走るスタイルはチョッパーと呼ばれました。ステップは前寄り、低めのシートに腰を預け、ゆったりと走るのがチョッパースタイルです。
この頃から国産メーカーから和製アメリカンが登場し、他社ライバルとしては、【XS1100Special】、スズキ【GS1000L】などがあげられます。
1978年式Z1000LTD-B2モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-B2 / KZT00B2型 / 1978年モデル |
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発売年月 | 1977年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | 車体グラフィック等 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)830 (高さ)1180 (重さ)240 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)813 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・86PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 輸出モデルのためデータなし |
【1979年式 B3】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
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【1979年式 B3】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1979年式 B3】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
1979年式のZ1000LTDはB3型です。B2からの変更点は、
・加速ポンプつきキャブレターを装着
・フロントディスクおよびリアディスクを不等間隔ピッチ穴あきタイプに変更
(Z750FX、Z1000MKⅡと同型)
・DOHCのカムカバーを角ヘッドに変更(同上)
・ボディカラーリングを《GLACIER(グレイシア)GREEN》、《ブラック》へ変更
・ボディのグラフィックをリーフデザインへ変更
組み合わせは、《GLACIER(グレイシア)GREEN+グレー色リーフ》、《ブラック+ゴールド色リーフ》
・クランクシャフトカバーとジェネレーターカバーに横リブのついたタイプを装着
加速ポンプは、同じ79年製造の【Z650】(ザッパーと呼ばれた型)にも取り付けられており、当時メーカーが進めた一種のトレンドだったのでしょう。構造は、スロットルバルブに繋がるリンクシャフトがあり、急激にスロットルを開いた時だけシャフトを介してバルブが余計に開き、燃料を供給するというしくみです。ちなみにキャブレターにはあっても、全て電子制御のインジェクションにはありません。
ディスク板が穴あきタイプになったことで、雨天時の制動力が向上し、見た目も精悍になっています。フロントフォークはφ36mmで、今見れば細く感じます。しかしフォーク径はフレーム剛性やタイヤ太さとのバランスもあり、太いからいいというわけでもありません。
リーフデザインは、タンク横面にもありますが、タンクの上面とテールカウル上面にもあり、見た目の大きなアクセントになっています。【Z1】や【Z1000MKⅡ】と比較してシートが低いのも魅力のうちで、足つきはZシリーズでは一番いいでしょう。
ハンドルも高く、一見するとアメリカンスタイルではありますが、ハンドル形状はプルバックとまではいかず、いわゆるアップハンドルにとどまっています。メーカーが「キング&クイーンシート」と名付けたシートは、ライダーのお尻の部分に段差があり、それをストッパーのようにして位置を決めると乗りやすいです。
ハンドルやシート形状から、上にあげた2つのZと比べ、スタイリッシュさ、流麗さという点ではかないませんが、LTDにはLTDならではの重厚さがあります。流通台数も多くなく、あまり知られていないために中古車価格も暴騰しておらず、比較的購入価格で落ち着いています。
Z1000LTD-B3型は、アメリカンに分類するよりは、ドラッガー的要素の高いZです。他者とちょっと違うZ、渋い大人のZを求める方には、うってつけだと言えます。
他社ライバルは、カワサキ【エリミネーター1000】、ヤマハ【V-MAX】などがあげられます。
1979年式Z1000LTD-B3モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-B3 / KZT00B3型 / 1979年モデル |
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発売年月 | 1977年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | カラーリング、グラフィック変更など |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)830 (高さ)1180 (重さ)240 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)813 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・86PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 輸出モデルのためデータなし |
【1980年式 B4】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
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【1980年式 B4】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1980年式 B4】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
1980年式のZ1000LTDはマイナーチェンジを受けてB4モデルとなりました。1,015ccエンジンとしては最終型のLTDです。
変更点はわずかで、ガソリンタンクとサイドカバーの中央がシルバー、赤いラインの縁取りの外はブラックとなっています。Z1の「火の玉タンク」のオレンジ部分をシルバーにしたイメージです。カラーリングは【Z1000G-1 CLASSIC】に似ていますが、テールカウルはLTDにあってCLASSICにはついていません。
エンジンスペックはB3型から変更なく、KZT00AE型・空冷4ストDOHC並列4気筒。最大出力は86馬力/8,500回転、最大トルクは83.2Nn/6,500回転です。
もともとは【Z1】(903cc)用のエンジンで、66mmだったボアを69.4mmに拡げて1,015ccに拡大しています。このエンジンは他のカワサキ製バイクにも採用されており、発売年と代表的な車名は次のとおりです。
・1972年、Z1(900cc)
・1977年、Z1000A、Z1000LTD
・1978年、Z1000MKⅡ、Z1-R
・1979 Z1000ST
・1980 Z1000H、Z1000G-1 Classic
スペックには車種ごとの違いがありますが、スタイリングは大きく2つに分けられます。いわば「丸Z」と「角Z」で、
Z1の流れをくむ丸Z:Z1000A、Z1000LTD、Z1000G-1 Classic
角Z:Z1000MKⅡ、Z1-R、Z1000ST、Z1000H
と分類できます。丸Zはタンクからテールカウルまで流麗なティアドロップ型、角Zはエッジの効いた男性的名デザインとなっています。それらの中でZ1000LTDは丸Zには属しますが、段付きのキング&クイーンシート、キャストホイール、穴あきディスクなどからは角Zにも通じる重厚さがあります。
ハンドルはアップタイプですがZ1000MKⅡほどの高さで、プルバックではありません。バイクの性格としてはアメリカンではなくドラッガーに近いと言えます。150サイズの太いリアタイヤで操縦安定性は高く、ショートカットマフラーは元気な音を奏でます。LTDだからアメリカンというわけではありません。
他のZ1000シリーズに比べて知名度が高くないため、中古車価格がさほど高騰していないのも嬉しいポイントです。リーズナブルな価格で空冷Zが欲しい方にはお勧めできる1台です。
ちなみに79,80年型のZ1000LTDのエンジンは【Z1000MKⅡ】と同じもので、シリンダーヘッドが角型であれば、タンク、ハンドル、リアカウル、リアタイヤを変えることでMKⅡによく似たバイクができあがります。
他メーカーのライバルとしては、ヤマハ【V-MAX】、ホンダ【X4】があげられます。カワサキ【エリミネーター900】もライバルと言えます。
1980年式Z1000LTD-B4モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-B4 / KZT00B4 / 1980年モデル |
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発売年月 | 1977年 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2220 (幅)830 (高さ)1180 (重さ)240 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)813 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・86PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ/キック併用・キャブレター・13リットル |
新車販売価格 | 輸出モデルのためデータなし |
【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
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【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
輸出専用車である1981年型のZ1000LTDは、車名はそのままでフルモデルチェンジを受けています。フルモデルチェンジの背景は、ライバルの性能向上で、80年型Z1000LTDの最大出力は、86PS/8,500回転だったのに対し、同時期に登場したライバルは、
・ホンダ【CB900F】902cc、95馬力/9,000回転 ※4バルブ
・ヤマハ【XS1100】1,1101cc、95馬力/8,000回転
・スズキ【GSX1100E】1,074cc、105馬力/8,700回転 ※4バルブ
と、排気量アップや気筒あたり4バルブのメカで登場します。
そこでカワサキはレースに出場する条件を満たす(1,000cc未満に抑える)こともあり、エンジンを998ccに改良して【Z1000J】として発売、そのエンジンをZ1000LTDにも搭載しました。エンジン形式はKZT00JEで、エンジンの外観はほぼ同じです。
スペックも一新、排気量は減少するも、最大出力は102馬力/8,500回転に向上しました。排気量以外の変更点は、クランクシャフトの軽量化、フレーム各部の補強などです。
すなわちZ1000LTD は、80年までのB型と、81年以降の(K型)に分けられます。カラーリングやグラフィック以外で両者の外観は次の点が違っています。
・ハンドル形状:Bは通常のアップハンドル、Kはプルバックハンドル
・キックペダル:Bにあり、Kになし
・テールカウル:Bにあり、Kになし
・ステッププレート:Bになし、Kにあり
・リアサス色:Bはブラック、Kはシルバー
・リアタイヤ幅:Bは150、Kは130
・ガソリンタンク容量:Bは13リットル、Kは15リットル
などで、他にはフロントウインカーマウント位置がハンドルかヘッドライト横か、フォークがリーディングアクスルか通常型か、テールランプ形状などはK型でも仕様や輸出先によって異なります。
ハンドルで分かるように、モデルチェンジ後のK型はアメリカン要素が強くなりました。したがってライバルは、ヤマハ【XS1100 SF Special】、スズキ【GS1000L】などです。
1981年式Z1000LTD-K1モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-K1 / KZT00K1 / 1981年モデル |
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発売年月 | 1981年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | エンジン改良、キックペダル廃止等 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2210 (幅)860 (高さ)1210 (重さ)245 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)800 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・102PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ・キャブレター・15リットル |
新車販売価格 | 輸出モデルのためデータなし |
【1982年式】Z1000LTD/KZ1000LTD毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
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【1982年式】Z1000LTD/KZ1000LTD に関するこのページの内容
【1982年式】Z1000LTD/KZ1000LTD 買取査定に役立つ豆知識
1982年型の輸出専用車Z1000LTDは、77年から続いたZ1000LTDの最終型です。主な輸出先は米国と欧州で、北米向けの車名は【KZ1000LTD】です。
前年モデルからの変更点はタンクのストライプで、ゴールドのラインがレッドに変更されました。エンジンは継続してZ1000Jのものを搭載、最大出力は102馬力/8,500回転です。
一口にZ1000LTDと言っても、車種は完全に2つに分かれます。
1つは77~80年モデルのB型で、エンジンのベースは【Z1000A1】または【Z1000MKⅡ】、排気量1,015ccで86馬。
もう1つは81~82年のK型で、【Z1000J】ベースの998cc、102馬力エンジン。K型は、ライバル勢に対抗しレース出場資格を満たすために排気量を1,000cc未満に抑えたボア×ストロークが採用されています。
B型とK型に共通したポイントは、どの排気量においてもカワサキのアメリカンは“最速エンジンを搭載したアメリカン”であることで、82年型のZ1000LTDも「最速」の【Z1000J】のエンジンを搭載しています。
逆に途中で変化したのはスタイリングで、B型のLTDはアメリカンというよりはドラッガースタイルでしたが、K型ではプルバックハンドルに変更されアメリカン色を強めています。テールカウルもK型から廃止されたのも、アメリカンスタイルへの路線変更の一つです。
したがってライバルは、ヤマハ【XS1100Special】、スズキ【GS1000L】などです。
そしてZ1000LTD以降、82年頃からカワサキのアメリカンスタイルには変化が起きてきます。82年発売のアメリカン【Z1100スペクター】はシャフトドライブ、84年の【エリミネーター900】もシャフトと続きます。最速エンジンを搭載したアメリカンでありながら、徐々にツアラー寄りの性格を高めていきます。さらにその後のカワサキ製アメリカンは、「バルカン」シリーズを中心にV型エンジンが展開されていくことになります。
つまり82年型Z1000LTDは、最速のエンジン・空冷インラインフォアエンジンを搭載した最後のアメリカンとなりました。本当にアメリカで必要とされるアメリカンは、最大出力よりも、単調なハイウェイを長時間走っていられる鷹揚さ、のんびりしたテイストだったのでしょう。それでもZ1000LTDは、80年代にカワサキが作った最速ジャパニーズ・アメリカンとして、当時のメーカーの熱気を今に伝えています。
1982年式Z1000LTD-K2モデルの査定やお乗り換えをご希望でしたら、ぜひとも旧車の価値に精通しているバイクパッションに!
車名/型式/年式 | Z1000LTD-K2 / KZT00K2 / 1982年モデル |
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発売年月 | 1977年 |
1つ前の年式モデルからの主な変更点 | グラフィック変更 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | (長さ)2210 (幅)860 (高さ)1210 (重さ)245 |
シート高・最低地上高(mm) | (シート高)800 (最低地上高)155 |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストローク並列DOHC4気筒・102PS/8,500回転・-km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セルフ・キャブレター・15リットル |
新車販売価格 | 輸出モデルのためデータなし |
Z1000LTD【1977~80年式 B型】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 型式別 平均取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
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Z1000LTD【1977~80年式 B型】 に関するこのページの内容
Z1000LTD【1977~80年式 B型】 買取査定に役立つ豆知識
1977年にKZ1000をベースとして開発・販売が行われたZ1000LTD(北米仕様KZ1000LTD)。
先代にあたるZ900LTDは2000台の限定生産車でしたが、こちらは4年に渡って継続販売されました。
フレーム・エンジンはKZ1000に小変更を加えた形で、リアの16インチ化やハンドル等の変更によってアメリカンタイプに。
1980年まではKZ1000がベースのZ1000LTD-B型、1981年以降はZ1000JのエンジンをベースとしたZ1000LTD-K型。
見分け方としては、Z1シリーズに酷似したテールとキックレバーがあるのがB型(B1~B4)。
キックレバーが除去され、メッキ加工のスチール製リアフェンダーとなっているのがK型(K1~K2)。
B1・B2まではエンジンヘッドが丸く、B3・B4は角ヘッドとなっており、後者はZ1000MK2仕様のカスタムベースとして引きが多い傾向にあります。
弊社ではこうした市場での人気状況を反映し、ノーマル・カスタム車ともに高評価。
純正パーツ欠品が多い車両、レストア挫折の不動車など諸々の訳あり車も含め、高額での買取査定をご期待いただけることをお約束いたします。
車名/型式/年式 | Z1000LTD(北米仕様車:KZ1000LTD)・ KZT00B型・1977年~1980年モデル |
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発売年月 | 1977年~1980年モデル |
前型式からの主な変更点 | F19/R16インチ・プルバックハンドル・シート |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,220×全幅830×全高1,180mm・重量240kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高813mm・最低地上高155mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC2バルブ・85PS・21.3km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル&キック併用・キャブレター・15リットル |
新車販売価格 | ※海外専用モデル |
Z1000LTD【1981~82年式 K型】毎週更新の買取査定相場
- 買取査定に役立つ豆知識
- 型式別 平均取引額
- 過去5年間の買取相場の推移
- 状態別の取引額
- カラー別の取引額
- 取引価格帯
- 表示金額について
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Z1000LTD【1981~82年式 K型】 に関するこのページの内容
Z1000LTD【1981~82年式 K型】 買取査定に役立つ豆知識
Z1系列の空冷第一世代エンジンを搭載した1980年以前のモデルに代わり、1981年以降はZ1000Jベースの空冷第二世代エンジンを搭載。
前期型のB型が1,015ccエンジンで85PSを発揮したのに対し、後期型のK型(K1~K2)では998ccの95Psにパワーアップ。
4バルブ化と車体の刷新により、アメリカンモデルでありながら軽快なコーナリング性能を有するに至りました。
車体重量こそ重くなりましたが、それを補って余りあるパワーが自慢で、広大なアメリカ大陸により相応しいモデルへ生まれ変わっております。
小加工程度でZ1ルックなどの外装に載せかえられた前期型とは異なり、このK型は構造上外装載せ換えが非常に困難になっておりオリジナルのままの固体が多い傾向。
位置付けとしてはZ1000P(Z1000ポリス)の簡易版といったところ。
1984年には後継モデルのZ1100LTDが登場し、販売を終了しました。
こちらのK型は1980年までのB型と比べ、これまでの中古バイク市場では一枚劣る扱いをされておりましたが、近年はベースモデルとなったZ1000Jの人気に影響されて緩やかに上昇中。
特にオリジナルパーツの多いノーマル車への引き合いが増えており、状態によってはB型以上の高額査定での買取も十分期待できます。
車名/型式/年式 | Z1000LTD(北米仕様車KZ1000LTD)・JKAKZCK16CB型(K1~K2)・1981年~1982年モデル |
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発売年月 | 1981~1982年 |
前型式からの主な変更点 | エンジン(Z1000Jベース)/フレーム/フェンダー/サイドカバー等 |
車両サイズ(mm)・重量(kg) | 全長2,190×全幅845×全高1,215mm・重量254kg |
シート高・最低地上高(mm) | シート高775mm・最低地上高155mm |
エンジン機構・最高出力・燃費 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ・95PS・--km/1L |
エンジン始動・燃料供給装置・タンク容量 | セル・キャブレター・15リットル |
新車販売価格 | ※海外専用モデル |
実働車【年式別 平均取引額】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【年式別】平均買取額の目安
【実働車|過去5年間の買取相場の推移】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【平均買取相場の変動】
取引台数
実働車【年式別|買取相場の推移】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【平均買取相場の変動】
対前年比 | 対3年前比 | 2024年の取引台数 |
【状態別の取引額】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【状態別買取額の目安】
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
平均
最低
取引
77.2万円
77.2万円
1台
平均
最低
取引
103.3万円
59.2万円
4台
平均
最低
取引
0.0万円
0.0万円
0台
不動
平均
最低
取引
7.0万円
7.0万円
1台
【走行距離別の取引額】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【走行距離別買取額の目安】
2〜3万km | 最高 | 77.2万円 | 1台 |
平均 | 77.2万円 | ||
最低 | 77.2万円 | ||
3〜5万km | 最高 | 112.4万円 | 2台 |
平均 | 85.8万円 | ||
最低 | 59.2万円 | ||
不明 メーター改 |
最高 | 141.5万円 | 2台 |
平均 | 120.8万円 | ||
最低 | 100.0万円 | ||
【カラー別の取引額】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
- ■
- ■
- ■
【カラー別 平均買取額の目安】
■ | 78.8 万円 | 3台 | |||
■ | 112.4 万円 | 1台 | |||
■ | 141.5 万円 | 1台 |
【実働車の取引価格帯】 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD
【取引価格帯と構成比】
買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の(年間 約20万台の)取引データを忠実に反映し、業者の最低限の儲けと経費を差し引いた競争力の高い実際の買取額を表示 しています。
【グラフ領域の金額】は買取業者の転売額です。
転売額とは買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場での落札金額に当たります。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引されています。
実は買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
そのため、業者間市場での取引額(業者の転売額)から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を割引いた金額が査定現場での実際の買取額になります。
業者間での取引額から割引かれる金額は、単価の低い原付バイクで0.6万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正かつ競争力の高い割引額と言えます。
率にすると概ね2%~10%の(高額車両ほど率が低い)割引率なので、業者間での取引額の90~98%が実際の買取額となると憶えておけば、査定額の妥当性や競争力を判断する材料になることでしょう。
【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD 上位20台の取引額 (データ更新:2024年09月27日)
落札額 | 評価点 | 車台番号 | 走行距離 | カラー | ||
1 | 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD | 77.4万円 | 4.0点 | KZCK16BA | 28,855km | ■ |
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2 | 【1981年式】Z1000LTD/KZ1000LTD | 59.4万円 | 3.3点 | KZCK14BA | 33,896km | ■ |
【評価点】8点以上:新車 7点:超極上車 6点:極上車 5点:良好車 4点:多少の使用感 3点:難有 2点:劣悪 1点:事故不動
(※3~4点の評価ながら、値段が跳ねているケースの多くは純正品の無いカスタム車です)
【走行距離】単位はkm
上記は買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札金額のデータ
業者間オークション市場では年間に約20万台の中古バイクが取引されています