FZシリーズ 買取査定相場 | 上限買取額の高い順

売りたい車種の買取相場を検索
FZシリーズの歴史と進化

70年代の空冷4発ブームで存在感の薄かったYAMAHA

合格率1%と超難関の限定解除が導入されたことで、大衆が公道走行できる最大排気量が400ccとなったのが1975年。
前74年にリリースされていた400クラス初の4気筒マシン CB400FOURは免許制度改正を受けて、408ccだったのを398cc化して76年にリリースするなどメーカーは対応に追われた。
1975年以前の国内向けトップエンド機は、69年に出た世界初の4気筒量産市販機 CB750FOUR、国産初の実質世界最速機 Z1 の弟分 Z2のナナハンであった。これは1969年に国内販売はナナハンまでの自主規制が制定されたためであるが、国産初の世界最高を冠した4気筒マシンに市場の人気が集中していたのである。免許制度の改定でナナハンが大衆に売れなくなったことで、400ccの直4が70年代後半にブームを巻き起こす。
火付け役は1979年にリリースされたZ1血統の Z400FX。80年に XJ400、81年に GSX400FCBX400Fと現在の空冷4発プレミアムマシンが次々にリリーされてきた。
この競争を優位に展開したのは、世界初/最高の4発(CB750FOUR / Z1)を源流に据えるHONDAとKAWASAKIであった。

80年代のレーサーレプリカで主流に躍り出たYAMAHA

空冷4発市場では存在感が薄く積極的にマシンを投入しなかったYAMAHAはレーサーレプリカで反撃する。
1981年の RZ250である。世界GP用ファクトリーマシン「YZR250」ベースの市販レーサー「TZ250」の公道仕様版という位置づけであった。
いわゆるレーサーレプリカの元祖とも位置付けられる機種だ。 元々、YAMAHAは最高峰のGPレースで強く、1974年シーズンにはWGP500/350/250/125クラスでメーカータイトル4冠を達成している。HONDAには惜しくも後塵を拝していたが既に70年代に世界最高峰のロードレースで輝かしいタイトルを手中にしていた。

RZ250の登場を機にライバルメーカーも競合機をリリースし、83年には国産初のフルカウルとしてWGPワークスマシンを模した RG250Γが登場。以降レーサーレプリカブームが過熱していく。
250ccレーサーレプリカで仕掛けたYAMAHAであるが次は400ccで仕掛ける。 それがFZシリーズの元祖FZ400Rである。

FZRへと続く4スト レーサーレプリカの元祖FZ400R

FZ400Rの登場は、全日本ロードレース選手権TT-F3クラスの誕生と密に繋がっている。
TT-F3は鈴鹿4耐の人気を受けて1984年に全日本ロードレース選手権に組み込まれたクラスだが、レギュレーションは鈴鹿4耐に準じた公道向け市販機をベースにした2スト250ccと4スト400ccの混走戦。
開催初年にYAMAHAはTT-F3専用の65馬力ワークスマシンFZR400を投入して年間タイトルを獲得。レースで強いYAHAHAを印象付けた。そのレーサーFZR400と同時開発された59馬力レプリカ(公道向け市販モデル)がFZ400Rである。
因みにレギュレーションは公道向け市販車ベースとあって、レーサーFZR400のエンジンベースはXJ400Zであるが、その実態は完全なワークスマシンであった。
HONDAもTT-F3専用機として74.5馬力のRVF400(NW0)を出しているが、レプリカ VFR400R(NC21)が出たのは2年後の86年であり、TT-F3にワークスと公道モデルをセットで出したのはYAMAHAだけであった。
空冷4発で出遅れたYAMAHAであったが、レーサーとレプリカに対しては積極的に仕掛けていった格好だ。
FZ400Rは後のFZRシリーズに繋がっていくこととなる。いわば4スト レプリカの原点である。因みにTZ250の元祖レプリカRZ250はTZRシリーズとなり2スト250ccレプリカの血統となっていく。

YAMAHAで最も高く売れるマシンOW01OW02そして スーパースポーツYZFシリーズに続いていく5バルブの元祖FZ750R

FZ400Rが登場した翌1985年。5バルブエンジンを搭載したFZ750がリリースされる。
1984年からTT-F1(公道向け市販車ベースで競う世界最高峰のレース)のレギュレーションが4ストは750ccに変更されたことを受けて投入されている。いわばYAMAHAスーパースポーツの源流に当たるマシン。
登場翌1986年にはアメリカのお祭りレースデイトナ200でメーカーチューンされたFZ750がタイトルを獲得している他、同機のエンジンをベースに開発されたTT-F1用レーサーFZR750が鈴鹿8耐に参戦している。

FZ750はYAMAHAのトップエンド市販スポーツの進化となる。 後継はFZR750、そして最高峰ファクトリーマシン専用であったOWの開発コードを公道向けモデルではじめて冠したOW01「FZR750R」になる。
OW01は1987~88年の鈴鹿8耐を2連覇したワークスマシン「YZF750」のレプリカであると同時に、TTF1に変わり世界最高峰の市販車ベースのレースとして1988年に創設されたWSBK向けのホモロゲーション機である。
更に93年に YZF750SP、そしてOW02ことYZF-R7へとWSBK向けホモロゲマシンとして5バルブを継承。
2003年にはWSBKのレギュレーションが1000ccに変更されたこともありYZF-R1へと進化を遂げYAMAHAスーパースポーツの代名詞になっている。

第2世代以降のFZシリーズ

1980年代にリリースされたFZ400R/750/250のレーサー寄りのマシン群はレプリカ機FZRシリーズに受け継がれ92年モデルのFZ750を最後に一旦幕を下ろした。
80年代のマシン群を第1世代とすれば、1997年に登場したFZ400は第2世代に当たる。第1世代のハーフカウル(最終FZ400Rを除く)をオマージュしているがその性格は扱いやすいネイキッドスポーツであった。
第3世代は欧州を中心としたミドルクラスが2000年代に展開されている、FZRは既にスーパースポーツのYZFへと進化していた時期で、 ミドルSSとリッターSSの YZF-R1/ R6をアレンジしたネイキッドとハーフフェアリングを纏ったフェザーのバリエーション機である。
そして第4世代に当たるのが、東南アジア向けのFZ16やFZ25で新興マーケットの人気車となっている。

FZシリーズの機種一覧|車両解説と買取相場
機種 年式 概要
買取相場
FZ400R 1984-87 TT-F3専用の65馬力ワークスマシンFZR400と同時開発されたヤマハ初の4スト レプリカ
4スト400ccレプリカ平均並みの買取相場。高年式、特に87年最終フルカウル機の相場が高い
FZ750 1985-92 ジェネシス5バルブエンジンの始祖。最も高く売れる市販機OW01とOW02そしてSS YZFの始祖
OW01やOW02の始祖としてはやや寂しい買取相場。国内仕様の方が査定額は出やすい
FZ250フェーザー 1985-86 最大45馬力/14500回転。16000回転到達に到達する初の公道向け市販車
4スト250ccレプリカの平均的な相場。改良後期1KG型のほうが査定額は出やすい
FZ400 1997 初代FZ400R/750/250のハーフカウルをオマージュしたFZ第2世代に当たるネイキッドスポーツ
相場は安定している
FZ6-N 2004-09 YZF-R6のエンジンをベースとした海外向けミドルクラス ネイキッド
2007年モデル以降の買取相場が若干高い
FZ6-Sフェザー 2004-09 FZ6-Nにハーフカウルを装着したバリエーション機
プレストの輸入対象となっていたため国内での取引も多い逆車
FZ1 2006-08 2006年までのYZF-R1に続き5バルブを受け継いだ最終機
海外仕様が高出力だが、買取相場は国内仕様の方が高い
FZ1フェザー 2006-14 FZ1にハーフカウルを装着したバリエーション機
高年式の国内仕様の査定額が伸びやすい
FZ6R 2009-17 仕向け地によってはXJ6デイバージョンFの名称で販売された海外専用のフルカウルスポーツ
プレストが手掛けた2009年モデルの逆車が多い。距離よりもコンディションが査定額に影響しやすい
FZ8 2010-15 海外向けのストリートファイター。
2013年モデル以降の買取相場が断然高い
FZ8S(フェザー8) 2010-16 海外向けミドルサイズネイキッドFZ8にハーフカウルを装着したバリエーション機
逆車としてはタマ数が多く高年式モデルの方が査定額は出やすい
FZ1フェザーGT 2011 FZ1にフルカウルを装着したバリエーション機
ネイキッドFZ1より相場が高く、ハーフカウルとは拮抗する水準
FZ25 2017- ストリートファイタールックで東南アジアで人気のモデル
輸入販売を手掛ける業者がありタマ数多い。査定額は年式よりもコンディションが物を言う

新車価格は国内登場年モデルのベースグレード・ベースカラーの税抜価格を採用(千円単位は四捨五入)
スペックは国内登場年の数字を採用
海外専用機は登場年の数字

全国対応どんなことでもお気軽にお電話ください0120819118 全国対応どんなことでもお気軽にお電話ください0120819118 出張買取の予約 査定は全て無料!価格に納得→全額を現金でお支払い

買取査定の安心ステップ

【リピーターやご紹介のお客様が非常に多い】 のは、お客様の立場に立った誠実な査定と相場以上での高額査定が評価されてのことだと自負しております。
事実、パッションのバイク買取査定はお客様満足度95%超!
弊社パッションは最高の接客と特別な買取価格で常にお客様満足度No1を追求しています。
【当社の査定員はみんな査定資格とマナー講習を修了】
お客様が気持ちよく満足してオートバイを売るできる事がとても大切だと考えています。 買取提示価格がお客様のご希望金額に届かない等、御満足頂けない 場合は買取不成立となりますが、その場合もパッションの査定はモチロン無料です! 査定は全て、最初から最後まで無料。安心してお気軽に最高の無料査定をお試しして頂けます。

バイクパッションについて

出張買取エリア

北海道を除く全国で出張査定

【即日対応!資格を持った査定士がお伺いいたします】
全国の支店からご希望日時に出張査定にお伺いしています。弊社の査定員は全員。査定士の資格を取得し、マナー講習を修了しております。
リピーターやご紹介のお客様が非常に多いのには理由がございます。
最高の査定額と最上のご対応でお客様のご期待にお応えいたします。

買取の際に必要なもの

全国対応どんなことでもお気軽にお電話ください0120819118 全国対応どんなことでもお気軽にお電話ください0120819118 出張買取の予約 査定は全て無料!価格に納得→全額を現金でお支払い